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私のヨーロッパ日記

2016年4月19日から5月3日までヨーロッパを周遊しました。その日記です。

4/22 ベルリン 1日目

f:id:myeurotravelling:20160508100149j:plain「ベルリン!」と車掌に声をかけられ目が覚めた。もうあたりはすっかり明るくなっていた。熟睡していたようだ。車窓をみると並走するSバーンの車両。ベルリン市内に入ったのだろう。しばらくすると列車はベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)に到着した。

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 そこから地下鉄に乗りお世話になる宿Hotelpention Margritへと移動。一泊45ユーロで朝食付きという安宿だが清潔で居心地のよいホテルだった。オランダに比べて総じて物価はこちらの方が安いようだ。

ドイツに入って気がついたのは車両にしても、案内標識にしてもそのデザインセンスが機能美に満ちていること。駅の乗車位置表示一つにしても質実剛健のデザイン。ドイツにはバウハウスという「形態は機能に従う」という言葉で有名な美術学校があり世界中のデザインに影響を与えたが、その合理主義的伝統が脈々と受け継がれているのだろうか。f:id:myeurotravelling:20160508100129j:plainf:id:myeurotravelling:20160508100138j:plainベルリンにはミニマリズムをまとった地下鉄駅がよく似合う。

f:id:myeurotravelling:20160508100540j:plainf:id:myeurotravelling:20160508100551j:plain銀行の広告。この空間の開けっぷり、置きに行く感じが正にドイツ。

チェックイン時間よりだいぶ早いのだが、部屋を用意してもらうことができ、荷物をおいて早速ベルリンを散策にいった。まずは中心地のブランデンブルグ門、ウンター・デン・リンデン へ。2階建バスが来たので乗って適当に回ってみた。アムステルダムは可愛い街だったが、こちらは重厚さ荘厳さが際立っている。この辺りはかつて東ベルリンだったということもあるかもしれないが。

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ベルリン中心部

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ブランデンブルグf:id:myeurotravelling:20160508100337j:plain

ベルリン大聖堂

今回ベルリンで見たいテーマはベルリン分裂時代の痕跡だと決めていた。89年のベルリンの壁崩壊のニュースは13歳の僕にも非常に深い印象を与えたニュースだった。今でもその新聞紙面が脳裏に残っているほどで、ベルリンの壁とははたしてどのようなものだったのかをこの目で見たかったのだ。

まずはフリードリッヒストラッセ駅の近くの「涙の宮殿」へ。ここは東西ベルリンの市民が行き来できるチェックポイントの一つであった。西ベルリンへの渡航が許されていない東ベルリン市民が西ベルリンから訪ねてきた家族を涙を流して見送ったところ、それがこの「涙の宮殿」だった。今では当たり前のように行ったり来たりできるこの駅が、以前は文字通り命がけで通り抜けなければならないボーダーだった。

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「涙の宮殿」に残る審査室。ここで通過を拒まれた人は数知れない。

涙の宮殿の見学後は、わざわざフランクフルトから来てくれたドイツ人の友人と待ち合わせ。彼とともに東ドイツ博物館へ。ここでは東ドイツ市民がどのような暮らしぶりだったのかを知ることができる。ヌーディストビーチブームがあったり、性に対して寛容だったりする、東ドイツの意外な一面を見てとることができた。ただそれでもシュタージと呼ばれる秘密警察の影に怯えて生活はしなければならなかったそうだが。

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秘密警察の尋問を受ける友人


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東ベルリン地区に残る社会主義的建築物

その後、友人とベルリン名物の豚足の煮込みでビールをいただきつつ懐かしい話に花を咲かせた。明日も友人は付き合ってくれるという。明日、一緒にベルリンの壁記念館に向かうことにして、一旦別れる。ベルリン1日目の夜はこのように更けていった。

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